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『 ETV特集・NHKスペシャル「亜由未が教えてくれたこと」』の感想

テレビアンテナ
narichie
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素晴らしいドキュメンタリーに出会えて、ゴキゲンです♪

誰かと語り合いたい!
とても引き込まれるドキュメンタリー番組でした。

『 ETV特集・NHKスペシャル「亜由未が教えてくれたこと」』

テレビアンテナ

障害者の妹とディレクターの兄、そして双子の妹

19人が殺された相模原の障害者殺傷事件から1年。「障害者は不幸を作ることしかできない」逮捕された男の言葉を否定しようと、僕は重度の障害者の妹にカメラを向けた。

去年7月26日、相模原市の障害者施設で入所者ら46人が次々と刺され、19人が亡くなった。逮捕された男は「障害者は不幸を作ることしかできない」と言った。NHK青森でディレクターをしている僕の妹・亜由未は、犠牲者と同じ重度の障害者。障害者の家族は不幸じゃないと伝えたくて、妹にカメラを向けることにした。亜由未に対して抱く家族それぞれの思いを、僕は何も知らなかった。介助を通じて向き合った1か月の記録。

それぞれの視点がリアルで、本当に引き込まれる内容でした。

亜由未さんは、幼いころに重度の心臓病を患い、手術。
その後、脳に十分な酸素が行かず重度の障害を抱えることとなった。
でも、とっても表情豊かで、「いいよ~」の言葉がキュート♪

このドキュメンタリーは、実際のお兄さんが作成。
ディレクター兼カメラマンのお兄さん。

別々に生活をしているため、久しぶりの同居生活。一生懸命に妹の亜由未さんに受け入れてもらおうと、介護技術を学ぶ。亜由未さんの笑顔が自分への評価と思い、笑顔を引き出そうと空回り・・・

ご両親
亜由未さんだけでなく、カメラを回している息子さんにも、優しさだけではない愛情あふれる思いが、画面からズッシリと伝わる。もっともっと亜由未のためになりたい、という思い。

だが、現実は甘くない。両親ともに、体力の限界を感じつつの日々。

お母様は、
大病も経験するが、休むことのできない介護の日々。

お父様は、
働き盛りのなか、自分には何ができるかと模索する日々。

両親が介護ができなくなった後、どうしていくか。
常に、カウントダウンされ焦る気持ち。

そして、双子の妹由里歌さんの存在。
幼い頃から亜由未さんの隣いて、自分の気持ちを抑えて生きてきた。将来は亜由未さんの主治医になりたいと医師を目指す。実家を離れ生活を始めるが・・・

なんとも複雑な感情を浮き彫りにしている。

幼いころから常に亜由未さんの存在と母の想いを感じつつ、葛藤とともに人生を歩む。

生々しさがあってこそ、ドキュメンタリー。
いろいろな感情が湧いてきて、見るのがシンドイ、でも観たい。

私は、この家族のファンになりました。とはいえ、この家族が抱えている現実的な介護者不足は解消されない。

テレビを観ていた人が、どんなに感動しても、心が動かされても、あの家族、そして他にも似た環境にいる方々の生活は変わらないのだろう。

 

◆ ETV特集7月22日放映
再放送7月27日

◆ NHKスペシャル9月24日

 

みんな、誰かの笑顔を守りたいんだ。

“ あなたのゴキゲンは、みんなのハッピー♪ ” by narichie